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塩見木工所のよもやま話~第2回~

 

皆さんこんにちは!

 

塩見木工所、更新担当の富山です。

 

 

 

 

家具工事には、大きく分けて**「既製品の取り付け」と「オーダーメイド家具の製作」**の2つの方法があります。

既製品の家具は、メーカーが作ったものを現場で組み立て・設置するため、短時間で施工が完了し、コストも抑えやすいというメリットがあります。しかし、既製品はサイズやデザインが決まっているため、**「ピッタリ収まらない」「細かいこだわりが反映できない」**といったケースも少なくありません。

一方、オーダーメイド家具は、お客様の希望に沿ったデザインやサイズで、使いやすさと見た目の美しさを両立させることができるのが最大の魅力です!お部屋の寸法に合わせて、無駄なくピッタリと収まる家具を作れるため、「理想の空間を実現したい」という方に人気があります。

では、実際にオーダーメイド家具はどのような流れで作られるのでしょうか?ここでは、家具工事の一連のプロセスを詳しく解説します!


1. オーダーメイド家具の流れ

 

オーダーメイド家具が完成するまでには、ヒアリングから設計、製作、仕上げ、搬入・取り付けまでの5つのステップがあります。それぞれの工程を詳しく見ていきましょう!


① ヒアリング・打ち合わせ(お客様の希望を具体化)

 

オーダーメイド家具の最初のステップは、お客様の希望を詳しくヒアリングすることです。この段階では、以下のような点を話し合います。

家具の用途(収納、作業スペース、インテリアのアクセントなど)
設置場所の寸法やレイアウト(壁面収納、L字型デスク、カウンターなど)
デザインのイメージ(シンプル、ナチュラル、モダンなど)
素材の種類(無垢材、突板、メラミン化粧板など)
色や仕上げの希望(木目を活かす、マット仕上げ、光沢仕上げなど)
機能面の希望(引き出しの数、スライドレール、ソフトクローズ機能など)

また、お客様が雑誌の切り抜きやSNSの画像などを持参されることもあり、それを参考にしながら理想のデザインを決めていきます。

この段階で「どんな家具を作りたいのか?」を明確にすることで、次の設計・図面作成がスムーズに進みます。


② 設計・図面作成(家具の形を決める)

 

ヒアリングの内容をもとに、家具の設計図を作成します。

設計時には、以下のような点に注意しながら図面を作ります。

設置場所にピッタリ収まるサイズか?
デザインと機能性のバランスは取れているか?
素材の特性を活かした設計になっているか?
使用時の利便性や安全性は考慮されているか?

また、CGパース(3Dイメージ)を作成し、お客様に完成後のイメージを見てもらうこともあります。これにより、「思っていたのと違う」というギャップをなくすことができるのです。

図面が確定したら、お客様に最終確認をしてもらい、問題がなければ次の工程に進みます。


③ 加工・製作(職人の手仕事で家具を作る)

 

設計が決まったら、いよいよ家具の製作が始まります!

職人が工場や工房で、木材のカット・組み立て・接着などの作業を行い、家具を形にしていきます。

木材の加工(カット・削り・穴あけ)
部品の組み立て(ビス・ダボ・接着剤を使用)
細かいディテールの仕上げ(角の処理・面取りなど)

特にオーダーメイド家具の場合、1ミリ単位のズレが仕上がりに影響するため、職人の技術が重要になります。

また、最近ではNCルーター(コンピュータ制御の木材加工機)を使って、より正確な加工ができるようになっているため、精密なデザインや曲線加工も可能になっています。


④ 仕上げ・塗装(美しい見た目を作る)

 

家具が形になったら、最後に仕上げ作業を行います。

塗装・ワックスがけで質感を調整(マット仕上げ、ツヤ仕上げなど)
細部のチェックを行い、傷や不具合を修正
取っ手や金具の取り付け(引き出しのハンドル、スライドレールなど)

塗装には、ウレタン塗装、オイル仕上げ、ラッカー塗装などさまざまな方法があり、使う場所や好みに応じて選ばれます。

例えば…
ナチュラルな風合いを出したい → オイル仕上げ
水回りで使う家具 → ウレタン塗装(耐水性が高い)

このように、仕上げによって家具の耐久性やメンテナンスのしやすさが変わるため、用途に合わせた塗装を選ぶことが大切です!


⑤ 現場搬入・取り付け(家具を設置し、最終調整)

 

家具が完成したら、いよいよ現場に搬入し、取り付けを行います!

搬入経路を確認し、傷がつかないよう慎重に運ぶ
壁面固定や床のレベル調整を行い、正しい位置に設置
扉や引き出しの開閉チェック(スムーズに動くか確認)
最終確認を行い、お客様に引き渡し!

オーダーメイド家具は、ピッタリと設置することが重要なので、ミリ単位での微調整を行いながら作業を進めます。


3. まとめ

 

オーダーメイド家具は、「お客様の理想を形にする」特別な家具工事です。

ヒアリングで希望を具体化し、設計図を作成
職人が丁寧に加工し、塗装・仕上げを行う
現場で正確に取り付け、完成!

オーダーメイドならではの魅力を活かし、世界に一つだけの家具を作ることができます!

次回は、**「建具工事の流れ!ドアや引き戸の設置方法」**を詳しく解説します!お楽しみに!

 

 

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